「自分の身にはイヤなことばかり起こる」と思っていてイライラする
「あの人が悪い」「私がいる環境が悪い」と他責をしてちまいがち
これらをどうにかしたいとは思っているけれども、具体的な解決策を見つけられない方に読んでいただきたい記事です。
「不快」が分かるから「快=心地よい」が分かる
「あなたが好きなこと、得意なことは何ですか?」
この質問に対して答えが出しにくいときに、
答えが出しやすくなる質問があります。
「あなたが嫌いなこと、不得意なことは何ですか?」
こっちの質問の方が答えが出しやすい人もいるかもしれませんね。
「嫌いなこと、不得意なこと」と逆のことが、
「好きなこと、得意なこと」の答えにつながりやすくなります。
楽しい、嬉しい、などの感情が感じれるのは、
逆の悲しいなどの、いわゆる「負の感情」を知っているから。
楽しいばかり、嬉しいばかり、を続けていると脳が麻痺してしまい、
前まで楽しい、嬉しいと感じていたレベルでは、
だんだんと楽しい、嬉しいと感じにくくなってきます。
仕事休みも仕事があるから、休みが楽しいのであって、
ずっと休みだったら、休みの嬉しさが薄れますよね。
だから、適度に「不快」があるということは、
「快」を感じるために必要かもしれません。
だから、不快な感情を抱いたとしても、まずは安心していいのではないでしょうか。
ネガティブな感情を押さえ込み続けると喜怒哀楽の感じ方が弱くなる
自分が抱いた喜怒哀楽を、そのまま外に素直に出せること。
なかなか難しいことが多いのではないでしょうか。
「怒ったら、この雰囲気を壊すかもしれない…」
「ここで泣いたら困らせてしまうかもしれない…」
「私だけ楽しむことはできない…」
「喜んだら誰かに妬まれるかも…」
周りの人との関わりを壊したくなかったり、
その場の空気感を大事にしたかったりしますよね。
それは、人が社会の中で過ごしていくために、とても大切なことです。
1人では生きていけませんせんし、
「人の悩み事の9割は人間関係」と言われるくらいですから。
でも、ずっと自分の感情を抑え込んでいたら、どうなっていくのでしょう。
私は、喜怒哀楽の感じ方が弱くなってくる、と考えています。
喜怒哀楽の感じ方が弱くなってきくると、
「自分が何を好きか分からなくなる」になりやすい。
感情が動きにくくなって、自分がどう感じているのか分からなくなるから。
あなたがもし、「感情表現が豊かな人は人間的に魅力的」だと思っているのであれば、ネガティブな感情を押さえ込み続けないことをオススメします。
ヒトは心地よい「快」よりも、「不快」の方に反応しやすい傾向にあります。
「快が分からなくなって、不快に反応しやすくなる」ということは、
「生きていても嫌なことばかり」につながってくるのではないでしょう
不快の感情は人にとって欠かせないもの
赤ちゃんが生きていくために大切な仕事のひとつ。
不快の感情を周りの世話してくれる人たちに訴えて、自分をお世話してもらうこと。
イヤな感情は、ヒトが生きていくために早いうちから獲得する感情。
不快の感情は、生後2ヶ月で生まれると言われています。
そうなのだとしたら、「イヤな感情からは逃れられない」と腹をくくってみるのはどうでしょう?
諦めるということに近いのかもしれません。
気持ちに抵抗するのはエネルギーを使うこと。
同じエネルギーを使うのであれば、自分がより良くなる方へ使ってみませんか。
<結論> いったん事実だけを受け止める
日常生活で感じる不快な気持ち。
「あっ、今、嫌いだって思ったな」
「この感じ、好きじゃない」
そんなことを感じたら、
まずは一旦、「そう感じたという事実」を受け取ってみる。
良い悪いをつけずに。
「自分をありのまま受け入れる」=「自己肯定感」
自分をありのまま受け入れる練習が、
自己肯定感を上げていくことにつながると考えると、
イヤな感情を抱くのも、そんなに悪いことじゃないかもしれません。
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